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2015. 06. 01  
つづいて紹介するコンクリート像は春日井市松河戸町にある曹洞宗観音寺の弁財天と小野道風像。

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観音寺。近年建て替えたばかりのようで、きれいに整備されている。

この山門の前にあるコンクリート像2体、両方ともに謎のコンクリ仏師『雲岳』の銘がある。

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弁財天については以前に恵那峡弁財天の記事の中で既に紹介した、龍の造形が見事な、楽器を横向きに持った、2〜3mのコンクリ像だ。

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裏側のにコンクリートに直接『雲岳』の文字がある。ちょっと難易度が高い。

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今日の主役はこちら、「小野道風像」。

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なんというか、顔立ちも平凡だし、特に特徴のないように見える。

この裏側にはこんな銘版が。
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立像 寄附主 勝川 山口悦太郎
基座 遺跡保存會
敷地埋立其他 村方檀徒一同
昭和四年四月當山十一世良道代
雲岳作

このコンクリに直接筆を入れている感じ、前々回の勝川大弘法の雲岳のものとほぼ同じ。
ということは山口悦太郎氏は昭和3年に勝川大弘法と不動明王+二童子を、昭和4年に観音寺に小野道風像を、時期が不明であるが弁財天を寄贈したことになる。
この2カ所が、現在のところ岩崎御嶽山以外で見られる唯一の『雲岳』作品である。

小野道風は平安時代に藤原佐理、藤原行成とともに字が上手かったといわれる「三跡」の一人である。
ちなみに三筆の一人は嵯峨天皇、橘逸勢、そして「弘法大師」空海である。

なお観音寺の隣には書の博物館「道風記念館」があり、春日井市は道風くんなるキャラクターを公式キャラクターとして採用していることも申し添えておこう。

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隣の公園にはカエルのコンクリ像が。

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昭和三十○年と見えるが、台座と像で古さが違うような印象を受ける。

まだまだわからないことが多い。
次回は、小野道風像の建立のいきさつについて調査します。
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プロフィール

つるま

Author:つるま
コンクリ像、歴史、廃線、民間信仰、などなど

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