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2015. 11. 01  
さて前2回の記事で『尾洲三大弘法』なる存在を新たに発見し、報告した。

新たなる大弘法の謎 慈眼寺大弘法編
尾洲三大弘法を巡る謎に迫る 春日井駅前弘法再訪編

今回発見した2体の『尾洲三大弘法』、そしてすでに紹介されている『尾張三大弘法』を地図に落としてみよう。
koubou1.jpg
少し見にくいかもしれないが、赤で示したものがこれまでに発見した「尾洲三大弘法」、紫で示したものが「尾張三大弘法」である。
土地勘のない方のために説明しておくと、この5体は名古屋市の北東部の郊外に位置している。

あらためて、「尾張三大弘法」についてももう一度おさらいしておこう。
名古屋側から名鉄瀬戸線沿線に、
第一番 御花弘法大師(名古屋市・昭和7年)
IMG_1064_2.jpg

第二番 良福寺 開運大師(尾張旭市・昭和6年)
IMG_0298.jpg

第三番 退養寺 厄除大師(尾張旭市・昭和6年)
IMG_1935.jpg

一方でここまで本ブログで発見してきた「尾洲三大弘法」
第二番 紫金山慈眼寺(春日井市・昭和8年)
DSCN3319.jpg

第三番 春日井駅前弘法大師(厄除大師)(春日井市・昭和7年)
DSCN1172.jpg

もう一度地図を見てみよう。赤で示したものが尾洲三大弘法である。
koubou1.jpg

やはり尾洲三大弘法も第二番、第三番は名古屋から近い順になっている。それも鉄道、JR中央線(当時は国鉄)沿いに。
ということは、第一番はどこか。
中央線の駅近くで、第二番、第三番よりも名古屋に近い場所にある場所。第三番と第二番を等間隔で線を結んだ場所は・・・

koubou2.jpg
黄色い星の場所。ここに何があるか。

D15.jpg
そう、雲岳作、勝川大弘法(昭和3年・春日井市)である。

この時代、戦前の混乱期で資料が極端に少ないため、尾洲三大弘法を示す書類は何も見つかっていない。
あくまで推測であるが、庄内川を挟んでこの6体の大弘法、昭和初期に建てられたこの6体の点が線で繋がるのである。

勝川、春日井駅の大弘法は建設当初、駅からその姿を拝むことができたという。
瀬戸線と国鉄の沿線に建てられたのは果たして計画的だったのか、それともただの偶然か。

地図に見える瀬戸線と国鉄中央線が交わる場所は大曽根駅。そこには瀬戸電の本社があったという。
尾張三大弘法が瀬戸電氣鉄道が関与しているとして、『尾洲三大弘法』はいったい誰の企画だったのだろうか?

謎はまだまだ解けないが、尾洲三大弘法については一旦今回の記事で完結としたい。
そして今後新たな資料が発見されればまた追って報告したいと思う。

(完)

おまけ 記事内に出てきた大弘法と山口悦太郎の寄進による像をマップに落としてみました
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Author:つるま
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