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2016. 04. 25  
今日紹介したいのは、こちらの「大黒天のお面」である。
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このお面がある場所は、この写真の右側の灯篭の中。
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この場所、実は、愛知県春日井市にある「勝満山弘法大師」のある場所、つまり、
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何度もこのブログに登場する「雲岳作」勝川大弘法の足元である。

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この石灯篭の中に、ドラクエの隠しアイテムのように、

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この大黒天のお面がある。このお面、陶器?というか、土で作られていると思われる。


さて、なぜこのお面を紹介したかというと、実は浅野祥雲研究家、大竹敏之氏の著書の中のインタビュー記事の中に「浅野祥雲が名古屋に移住してきた当初、『土で大黒様や恵比寿様のお面を製作した』」という記載がある。しかし、実は現在、祥雲作のお面というのは見つかっていないそうなのだ。

もう一度お面を見てみよう(取り出して撮影するのはさすがに憚られたので、見にくい角度はご容赦ください)。
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この柔和な雰囲気のありがたいお顔、どこかで見たことがあるぞ。。。


そう、前回の記事、「まるは食堂の大黒天」の顔にそっくりなのだ。
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そしてもう一箇所、祥雲作の大黒天が見られる場所がある。
それは静岡県熱海市にある、
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熱海城である。
この稀有なワンダーランド・熱海城(18禁◯◯コーナーや無料のゲームコーナーなどのエンタメについてはまた別の機会に紹介するとして)、ここに、昭和30年代に製作されたと思われる3体の祥雲作コンクリ製大黒天を見ることができる。

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こちらの七福神の中の一人

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厚塗りの大黒天。

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熱海城内のコンクリ製大黒天

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屋外の優しい色合いの大黒天の三体である。


さて、これらの大黒天の顔を比較してみよう。

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まるは食堂 大黒天

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熱海城 大黒天(小)

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熱海城 大黒天(大)

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熱海城 大黒天(カラー)

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そして、勝川大弘法横 灯篭内の大黒天のお面

いかがだろうか。
・帽子の模様
・柔和な表情
・豪快に開けた口
・福々しすぎる耳

これらにそれぞれ共通点を見いだすことができる。
前4体は祥雲作であるから、共通しているのは当然として、このお面もそれらの特徴を表現されている。
もちろん、「大黒天」という、製作者の作風が出にくいと思われる普遍的なモチーフではあるので、基本的な差異はそれほどうまれないのかもしれない。
ただ、なんというか、このお面、表現とか縮尺が一連の祥雲作品とあまりに類似している、ような気がする。
もちろん、全然違う作者、なんてことも十分ありえるが。

やはり、雲岳作の大弘法の足元で、「未発見の祥雲作の大黒天のお面」が見つかるってのは「雲岳=祥雲説」のひとつの状況証拠になる可能性があるのではないだろうか。

浅野祥雲が中津川(坂本村)から名古屋へ移住してきたのは大正13年と言われている。
そして、この大弘法が作られたのは昭和3〜4年である。
名古屋に越してきた直後の、「土でお面を作っていた」時期と重なるのである。

浅野祥雲の初期を考える上で重要な発見!てなことだと嬉しいのだが、果たしてどうだろうか。


ぜひ、みさなんも勝川大弘法にお立ち寄りの際はこの超レア隠しアイテムにも注目してみてください。

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2016. 04. 19  
ブログって、一回筆が止まるとなかなか進まなくなるものですね。
今日は重い腰を上げて、たまには、ただ浅野祥雲の像を見に行く記事でも。

愛知県の知多半島に、「まるは食堂」という、海老フライでよく知られた飲食店があります。
その駐車場に、浅野祥雲の像があるそうです。

以前から行きたかったのですが、知多半島の先端に行く機会がなかなか無く、二の足を踏んでおりました。

が、今回、思い切ってまるは食堂にあるというコンクリ像をハンティングしに向かってみました!

しかし・・
まるは食堂近辺には来たものの、どうにもお目当のコンクリ像が見当たりません。
事前にインターネットにも「見つからなかった」「無くなってしまったのでは」という情報があったのですが・・・。
そこで、まるは食堂の本館の受付で聞き取りしてみました。
しかし!受付の方もコンクリ像の存在は知っているものの、細かい場所がうろ覚えの様子。奥に入ってご存知の方に聞いてくださいました!ありがとうございます。

教えていただいた場所の通りに行っても少し迷いましたが・・・

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見つかりました!!
詳しい場所は割愛しますが、結構見つけにくい場所にあります。

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見事な恵比寿様と、

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大黒様!

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俵に型どられた燃える宝珠(?)の造形、祥雲作品の特徴な気がする。

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笑顔が福々しいです。
ありがたや〜

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猿田彦も、後ろのコンクリレリーフも、素晴らしい!!

ここにこれらの作品が置かれるようになった経緯、「家の床の間に飾るつもりで発注したらなぜか1.5tのコンクリ製になってた」っていう豪快すぎる祥雲さんエピソードを知ってから見るのがオススメです。


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まるは食堂から臨む伊勢湾に沈む夕日はとても美しいものでした。
ヒント:コンクリ像はこの写真が撮られた場所のあたりにあります。

タイトルで大海老フライとか言いながら、食べ物の写真が一枚もないんですが、まるは食堂さんでしっかり海老フライもいただいて帰りました。皆さんもまるは食堂に行かれる際にはぜひこのコンクリ像もチェックしてみてくださいね!
プロフィール

つるま

Author:つるま
コンクリ像、歴史、廃線、民間信仰、などなど

写真の撮影や記事の内容には極力留意しておりますが、ご都合悪い場合はお知らせください。

メール bluegrassnagoya@hotmail.co.jp

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