FC2ブログ
2015. 04. 13  
名古屋市近郊に「大弘法ベルト」と呼ばれるエリアが存在することをご存知だろうか。

小嶋独観「珍寺大道場」愛知大弘法巡り(2005) に詳しいこの大弘法たちの存在は、ワンダーJAPANなどにも取り上げられており、ネットでも探訪記が散見される。諸先輩サイトの後追いになるが、まずは本サイトでも取り上げてみたい。

① 尾張三大弘法厄除大師 第三番 退養寺(尾張旭市)

IMG_1893.jpg
まず訪れたのは尾張旭市の新居にある退養寺。
浅野祥雲ファンとしてはぜひとも訪れておきたいところ。

IMG_1895.jpg
ハッキリと尾張三大弘法 第三番とあります。つまりは三大の三番目ということ。

IMG_1898.jpg
昭和6年3月建設とある。

IMG_1899.jpg
坂道を看板にしたがってテクテク行くと、

IMG_1900.jpg
うっそうとした森の中へ

IMG_1903.jpg
見えてきた

IMG_1907.jpg
出ました。ザ・浅野祥雲作品とも言うべき大弘法。

IMG_1922.jpg
昭和六年未(ひつじ)歳春とある。

IMG_1921.jpg
ここに浅野祥雲の貴重な銘がある。

IMG_1911.jpg
周りを固める不動明王+二童子や、

IMG_1930.jpg
金の仏様も見事なコンクリ造形。

IMG_1932.jpg
弘法さまは山の上なので御嶽山が見えるよい景色。

コンクリ魂でも紹介されているように何度も塗り直し、修復が行われているので状態はとても良く、滞在中にも拝んでいかれる方が何人もいた。

実は祥雲の銘がある大弘法は多くなく、この厄除大師は「浅野祥雲」の銘のある貴重な存在である。
つまりは昭和6年における祥雲の作風を知るうえでベースとなる存在と言えるのだ。

IMG_1935.jpg
にしても高層ビルを見慣れたわれわれ現代人でもデカいと感じるこの大弘法、昭和6年当時に初めて見た人にとっては衝撃的だったんじゃないだろうか。
スポンサーサイト



NEXT Entry
大弘法ベルトをゆく 尾張三大弘法編②
NEW Topics
『交わる2人のコンクリート仏師の運命。雲岳と日精』(前編)
菊間大仏雑感 ー歴史に消えた謎の大仏と、突如姿を現した仏師・福崎日精ー
福崎日精の謎を追え!福崎氏はどこから来たか、その出自に迫る。
【九州編完結】福崎日精の謎を追う九州の旅⑤ 長崎県島原市江東寺 大涅槃像&大地蔵編 後編
福崎日精の謎を追う九州の旅⑤ 長崎県島原市江東寺 大涅槃像&大地蔵編 前編
Comment
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

つるま

Author:つるま
コンクリ像、歴史、廃線、民間信仰、などなど

写真の撮影や記事の内容には極力留意しておりますが、ご都合悪い場合はお知らせください。

メール bluegrassnagoya@hotmail.co.jp

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR